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こんにちは、ヨガインストラクターのMIZUHOです!
今日はヨガのスタイル、種類についてですが、おそらく皆さんが一番よく聞く、見る、こちらのヨガ。
ハタヨガとは?
ヨガをやったことがあるという方ならどなたでも聞いたことがあるかと思われますこの、“ハタヨガ”。
そう、よく聞くけどどんなヨガ?と聞かれると意外と知らない方が多いのではないでしょうか?
ヨガ=ハタヨガと思っている方もいるかも?
ではこのハタヨガ、とは一体どんなヨガなのでしょうか?
ハタヨガの意味!
Hatha =ハタ とはサンスクリット語“力強い“という意味があります。
ハとタを分けると、太陽と月、陰陽、という解釈がなされ、ハタとは若干異なった意味合いになりますね。
この意味がわかるとどんなヨガかというのもわかってきそうです。
ハタヨガとはアーサナ中心のヨガ!
力強い、という意味からわかるように、ハタヨガは動きを重視する、アーサナ中心のヨガ全般のことを指します。
また太陽と月、の意味からみると、陰陽と二つの面を持つ物を統合すると言ったヨガスタイルであるとも言われます。
アーサナ中心のヨガをハタヨガ、ということは、近代皆さんが親しんでいる“ヨガ”は、おそらくほぼハタヨガである、と言える可能性が高いのです。
ハタヨガが大きな傘の天辺である、として、その傘下にたくさんのヨガスタイルがあるというわけです。
ではどんなヨガがあるのかちょっとみてみましょう。
ハタヨガ傘下にはこんなヨガたちが!
ハタヨガにはたくさんのヨガが含まれますが、一般的なヨガスタイルを上げてみましょう。
―パワーヨガ
―ヴィンヤサフローヨガ
―アヌサラヨガ
―ビクラムヨガ
―アシュタンガヨガ
―クリパルヨガ
―アイアンガーヨガ
―シヴァナンダヨガ
まだまだ出てきますが。
これらのヨガはもちろん呼吸や瞑想も含まれるものもありますが、アーサナがメインとされているヨガスタイルです。
通っているヨガスタジオのスケジュールなどで“ハタヨガビギナー“などというタイトルを見ることも多いと思いますが、要は一般的にアーサナを練習するヨガスタイル、だということです。
では、逆にアーサナを練習しないヨガなんてあるの?と思われるかもしれませんね。
ハタヨガ以外のヨガとは?
ハタヨガ傘下に入らない、というこんなヨガが挙げられます。
―ラジャヨガ
―マントラヨガ
―バクティヨガ
―ラフティヨガ
―カルマヨガ
―クンダリーニヨガ
クンダリーニはアーサナも入るのでハタヨガ、という方もいるかもしれませんが、アーサナ中心かというとそうではないので私はどちらかというとこっち、ハタヨガ以外、に入れます。
実際クラスを受けたことがありますがクラスはなんと3時間!夜明け前に始まりました。
アーサナとしてはクンダリーニエネルギーを活性化させるためのシンプルな動きのみで、それを繰り返しながらマントラを唱えるという物でした。
激しい動きはまったくなく、不思議な静けさの漂うクラスだったことを覚えています。
マントラヨガとは名前の通りマントラを中心に練習するもの、バクティはお祈りを捧げるという意味のヨガですが、こちらも通常アーサナも含み練習をされていることが多いです。
ラフティヨガも名前の通りですね。
笑いを練習するというヨガ。
1度だけ参加したことがあります。インストラクターは真っ白な白髪のおじいちゃんで、愉快そうに笑っていました。ヨガを始めてまもない頃だったからか変な感じで入り込めず、うまく笑えなかったという記憶があります。
カルマヨガは行動のヨガ、と言われるヨガで、マットの上でアーサナを練習したりマントラを唱える、のではなく、実際に日常の行動で練習します。
例えばハワイであればビーチクリーン、これはとても良いカルマヨガの例ですね。
私は個人的に、子供との生活を自分のカルマヨガ、と思っています(笑)。
一番上のラジャヨガ。
これは実はハタヨガがさらに進化し向上したものがラジャヨガ、と言われています。
ラジャとは“高貴な”という意味合いがあり、アーサナはもちろん呼吸や瞑想、マントラなど全てを練習するヨガと言われます。
ハタヨガの練習を続けていくと最終的にはラジャヨガにつながっていくとも言います。
上のハタヨガ傘下に入れましたアシュタンガヨガは、この中でもラジャヨガであるというヨガ哲学者もいると言われていて、その理由は他のハタヨガに比べて常に呼吸の意識が重要視されること、アシュタンガ特有のマントラがあるということ、ドリシティという視点を設定することにより集中力がより高まり、動きながら瞑想状態に入れるということなどが挙げられます。
ではハタヨガにまた焦点を当てていきましょう。
ハタヨガ=ヨガというように広まっている理由とは何でしょう?
ハタヨガの発祥
ハタヨガというのは実はヨガの歴史では新しい近代ヨガとなります。
本来古代のヨガとは、瞑想=ヨガでした。
ヨギーたちが山に篭り1日中瞑想をする、これが最初のヨガです。
ただ誰もが長時間座って瞑想を簡単にできたかというとそうではなく、瞑想を長く集中してするためにまず最初に体を動かそう、ということから生まれたのがアーサナと言われています。
また、昔のヨギーにとって体というのは不浄のものであり、ヨガで魂を清める、という考え方でしたが、タントリックの時代になってくると思想が変わってきます。
体というのは聖なる魂が宿る神殿のようなものである、体を大切にすることにより、より清らかな魂が宿ることができる、という考え方です。
そこからアーサナを練習することが盛んになってきます。
体が不要なものではない、とても大切なもので魂とつながっているのだ、という今のヨガの思想はこの辺りから来ています。
ハタヨガは初心者におすすめ!
ハタヨガが広く好まれ広がってきた理由は、体から入ること=わかりやすい、効果が見えやすい、ということにあります。
もちろん瞑想からヨガに入った方もいるとは思いますが、ヨガ愛好者の大半がまずアーサナから入ります。
体を動かすアーサナ中心のハタヨガはヨガ初心者でもわかりやすく結果が出しやすいのです。
柔軟性が出る、筋力が高まる、女性なら体重が落ちる、など体の結果がまず見えてきます。
そして最初はなぜなのか理由がわからないけれど、このアーサナという物を練習するとなぜか精神的な効果もある、と感じてきます。
これはハタヨガではアーサナを中心としますが、これがエクササイズと異なる点で呼吸の練習も同時に行っていくために副交感神経に働きかけることができ、リラックス効果が非常に高いのです。
ハタヨガを練習することにより前屈で手が床につくようになった!という喜びもしかり、なぜかヨガに通うようになってイライラすることが減った、食生活を見直すようになった、仕事の効率が上がった、というような、嬉しい副産物がどんどん出てくるのです。
おすすめのハタヨガは?
ハタヨガ、と一括りにしても、実際は数え切れないほどのヨガスタイルが存在します。
特に最近では骨盤矯正ヨガとか目的別に名前をつけたものや、沖ヨガ、など創始者の名前をつけたものなど、この先も続々と増えていくでしょう。
ではそんなハタヨガの中で、一体どのヨガがお勧めなのでしょうか?
先ほど書きましたが私はアシュタンガとヴィンヤサを中心に教えています。
自分の練習は主にアシュタンガヨガです。
ただクラスとしてはクリパルやパワーヨガを受けたり、ハタヨガ以外のクンダリーニなども受けたりします。
これは自分がその時に求めているもの、体と心と、エネルギーを満たしてくれるヨガを受けるようにしているのです。
全くのヨガ初心者であれば一般的な“ハタヨガベーシック”といったものをまず受講してみるのがおすすめです。
最初は色々なインストラクターのクラスを受けてみて、自分のエネルギーを満たしてくれるヨガに巡り会えたら、そのヨガ追求していくと良いのではないでしょうか?
ハワイに来る機会がありましたら、ぜひ私のヴィンヤサフロークラスもお試しください!
ナマステ